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小河原社会保険労務士事務所

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"就業規則は最初からしっかりしたものを"

労働法は労働者のために作られていますので、労使紛争が起きてしまったら会社は不利な立場に立たされます。
そうならないためにはどうしたらいいか?就業規則をきちんと整備しておくのがベストです。

無料ダウンロードのもので済ませようとするケースがありますが、ある理由からお勧めしていません。それは…、かなりラフな作りになっているからです。それだと、何か問題が発生した都度、規定を追加していくことになってしまいます。たとえば、「懲戒解雇」に関する規定。平成16年1月からは、就業規則にあらかじめ記載された事柄以外の理由で懲戒解雇することができなくなりました。仮に、会社のレジから現金を自分のポケットに入れてしまった人がいたとしましょう。無料の就業規則の懲戒解雇事由に、「会社のお金を横領した場合」という記載がなかったとしたら、解雇できません。
今後同じことが発生したときに備えて、そのような記載を追加することになりますね。そうした追加を何度も何度も行うことになったらどうでしょう?就業規則を変更したら社員の人たちに説明しなければなりません。皆さんの反応をイメージしてみてください。「また会社にとって有利になるような記載が増えたよ・・・」という印象を与えてしまいます。

ですから、就業規則は最初からしっかりしたものを作ることをお勧めしています。

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